質の高いディセンディングトレーニングができました!

スポーツの秋!
10月に突入しましたね。今年も早いものであと3ヶ月となりました。

こんにちは、さくです。

今日のレッツスイム新代田は、50mのディセンディングのトレーニングをおこないました。
ディセンディングとは、1本目より2本目を速く、2本目より3本目を速く、という具合に、1本ずつスピードを上げていく練習です。

ディセンディング練習は、スピード持久力UPの代表的な練習で、トップレベルの選手でも一般スイマーでもできるため、幅広いレベルの人達に取り入れられています。

ただ、このディセンディング、じつは非常に奥の深いトレーニング方法で、目的や仕法によっていろいろバリエーションが組むことができます。
そして、泳ぐ人の意識次第で、とても効果的なトレーニングになったり、ほとんど意味のないものになったりします。

今朝のメニューは「ディセンディング3本+イージー1本 ×4set」
そして、練習内容を説明するときに「1本目から、80%のスピードをキープして泳いでください」とお伝えしました。
この練習は1本目が重要なんです。1本目にゆっくり泳ぎすぎると、はっきり言って意味がありません。

たとえば、泳力が同じAさんとBさんが、今日の練習をそれぞれ次のようなタイムで泳いだとします。
Aさん 1本目:45秒  2本目:43秒  3本目:41秒
Bさん 1本目:60秒  2本目:50秒  3本目:40秒

二人とも3本目はほぼ全力で泳いだとして、AさんとBさん、どちらが効果的な練習となっているか?

ディセンディングはスピード持久力UPを目的としています。
Aさんは3本目の41秒に対し、1本目は45秒で泳いでいる。結構攻めていますね。
1本目を泳ぎ終わった時点で、そこそこ脈が上がり、息も切れていると思います。
その状態で2・3本目とタイムを上げていっているので、心肺機能にしっかり負荷がかかり、効果的な練習となっています。

ではBさんはどうでしょうか。
3本目は40秒。Aさんよりも速いタイムです。でも1本目は60秒で3本目より20秒も遅い。
これは、はっきり言ってしまうと手抜きですね。1本目では脈も上がらず、呼吸もまったく乱れていないでしょう。これでは、1本ドカンとダッシュする練習にはなるかもしれませんが、心肺機能のアップにはつながりません。
それどころか、気分的にもゆるゆるになってしまって、2本目以降も勢いがついてこない。こうなると、1本目は泳がないほうがマシ、ということになってしまいます。

ディセンディングは何も考えずに泳ぐと、Bさんタイプの泳ぎをする人がほとんどだと思います。(僕だってそうなってしまいます。)でもこれは、1本目・2本目はゆっくり泳いでいいですよ、という練習ではないんです。

しかし今朝は、みなさん素晴らしかったです!
練習説明の時点で目的を理解してもらったので、ほぼ全員がAさんタイプでした。
それから、各コースの先頭を泳ぐ人の勢いが、とてもよかったですね。こういう練習はいくらでも楽ができるものなので、全体のムードは先頭の人の泳ぎに左右されます。
今日は先頭が1本目からしっかり泳いでくださったので、全体的に勢いが増して盛り上がってきました。

非常に内容の濃いトレーニングができたと思います。
こちらとしても大満足で、みなさんの泳ぎを見て、思わず顔がニンマリとしてしまいました。

今日の新代田のtotal距離は、
1コース:4500m
2コース:4200m
3コース:3950m
4コース:3750m
でした。

明日は月曜日なのでレッツスイム新代田はお休みですが、レッツスイム町田は元気に開催します!担当は、川戸コーチです。
明日も元気に泳ぎましょう。

ほなまた。

注目のレッスン・イベント!
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