最近「今年も50m×219本は3日間やるの？」という質問を、ちらほら受けるようになりました。
もうそういう季節ですね～。
こんにちは、さくです。
ということで、お待たせいたしました！
新代田での『let’s 50m×219本』を、本日から募集を開始いたしました。
年末恒例のこの泳ぎ込み過ぎイベントは、今年も年末の12/29・30・31日と、3日間開催いたします！
年末泳ぎ納めプログラム！『Let‘s 50m×219本』①【12/29開催】
年末泳ぎ納めプログラム！『Let‘s 50m×219本』②【12/30開催】
年末泳ぎ納めプログラム！『Let‘s 50m×219本』③【12/31開催】
そして今年も、年末の泳ぎ込みイベントは新代田だけではなく、町田や三鷹や大船でも、実施する予定です。
毎年あっという間に50名の定員に達するイベントですので、参加希望の方はお早めにお申込みくださいね。
今日のレッツスイム新代田は、50mのディセンディングのトレーニングをおこないました。
ディセンディングとは、1本目より2本目を速く、2本目より3本目を速く、という具合に、1本ずつスピードを上げていく練習です。
このトレーニング方法はじつは非常に奥が深く、目的によっていろいろバリエーションが組むことができます。
しかしこのディセンディング、3週間くらい前にもお伝えしましたが、泳ぐ人の意識次第で、とても効果的なトレーニングになったり、ほとんど意味のないものになったりします。
今朝のメニューは「50ｍのディセンディング3本＋イージー1本 ×4set」（1･2コース1’20”，3･4コース1’30” サークル）
内容は、1本目:80％ → 2本目:90％ → 3本目:max → 4本目:イージー というもの。
1本目でスピードを上げた状態からさらに上げていく、いわゆる「ハイディセンディング」という、質の高いスピード持久力トレーニングです。
練習内容を説明するときに「上げ幅は1～2秒でいいので、1本目から全力の80％のスピードで攻めてください！」とお伝えしました。
この練習は1本目が重要なんです。1本目にゆっくり泳いでしまうと、はっきり言って意味がありません。
たとえば、泳力が同じＡさんとＢさんが、今日の練習をそれぞれ次のようなタイムで泳いだとします。
Ａさん 1本目：43秒 2本目：41秒 3本目：40秒
Ｂさん 1本目：50秒 2本目：45秒 3本目：39秒
二人とも3本目は全力で泳いで、Aさんは40秒、Bさんは39秒です。
さてこの練習、ＡさんとＢさんではどちらが効果的なトレーニングとなっているか？
ハイディセンディングはスピード持久力ＵＰを目的としています。
Ａさんは3本目の40秒に対し、1本目は43秒で泳いでいる。結構攻めていますね。
1本目を泳ぎ終わった時点で、そこそこ脈が上がり、息も切れていると思います。
その状態で2・3本目とタイムを上げていっているので、心肺機能にしっかり負荷がかかり、効果的な練習となっています。
ではＢさんはどうでしょうか。
3本目は39秒。Ａさんよりも速いタイムです。でも1本目は50秒で3本目より10秒以上遅い。
これは、はっきり言ってしまうと手抜きですね。1本目では脈も上がらず、呼吸もほとんど乱れていないでしょう。
これでは、1本ドカンとダッシュする練習にはなるかもしれませんが、心肺機能のアップにはつながりません。
それどころか、気分的にもゆるゆるになってしまって、2本目以降も勢いがついてこない。こうなると、1本目は泳がないほうがマシ、ということになってしまいます。
ディセンディングは何も考えずに泳ぐと、Ｂさんタイプの泳ぎをする人がほとんどだと思います。（僕だってそうなってしまいます。）
でもこれは、1本目・2本目はゆっくり泳いでいいですよ、という練習ではないんです。
しかし今日のみなさんの泳ぎは、素晴らしかった！
練習説明の時点で目的を理解してもらったので、ほぼ全員がＡさんタイプでした。
それから、各コースの先頭を泳ぐ人の勢いが、とてもよかったですね。こういう練習はいくらでも楽ができるものなので、全体のムードは先頭の人の泳ぎに左右されます。
今日は先頭が1本目からしっかり泳いでくださったので、全体的に勢いが増して盛り上がってきました。
内容の濃いトレーニングができたと思います。
これからも、泳ぐ前には練習の目的をしっかり理解して、より効果のあるトレーニングをしましょうね。
今日の新代田のtotal距離は、
１コース：４１００ｍ
２コース：３８００ｍ
３コース：３５５０ｍ
４コース：３４００ｍ
でした。
明日の朝活朝スイムは、レッツスイム新代田のみでの開催。
担当は１～４コースが永田コーチで、５コースは東コーチです。
そして体操場では、——の「ちょっとハードに体幹＆サーキットトレーニング」もありますよ。
さあ、明日も楽しくトレーニングしましょう！
ほなまた。
