「 Let’s Talk ! 」File 09 モロカイ海峡横断泳リレーメンバー座談会 part1

オーシャンナビのメンバーに直撃インタビューするLet’s Talk。

モロカイ海峡横断泳リレーメンバー座談会

6人で得たかけがえのない海峡横断体験

ハワイ・モロカイ島からオアフ島の間に横たわるモロカイ海峡は、

*のひとつに数えられ、世界中から多くのチャネルスイマーたちが集まる聖地。現地では「カイウィ海峡」として知られるこの海原にこの7月、6人のオーシャンナビのメンバーが挑戦し、見事完泳を果たしました。15時間2分にわたった挑戦の舞台裏をメンバーのみなさんに語っていただきました。

《メンバー》

千葉寿夫さん

神戸謙二さん

高尾克則さん

山下千春さん

井田充彦さん

箱根美紀代さん(座談会は欠席)

フィニッシュ地点のオアフ島、サンディビーチでキャプテン・マイクと。

<Part1>

ことの発端はいつものパン屋で

―― モロカイ海峡を泳ぐことになったそもそものきっかけは何だったんですか?

千葉 2年ぐらい前ですかね、朝練の後にレッツスイム新代田のメンバーがよく行くパン屋さんのテラス席で、私と井田さんと神戸さんを含む数人で「やりましょう!」って盛り上がりまして。その時の勢いというか熱量がえらく高かったことを覚えています。

井田 その後参加できなくなった人もいたけど、高尾さんが参加してくれることになって、そこからまた勢いがついたんですよね。

千葉 ただ、みんなの予定を合わせるのが大変で、本当は去年やる想定で動いてたんですけど、メンバーの予定が合わなくて1年先送りになったんです。

出発を待つ間、ワイキキビーチでひと泳ぎ。

―― 世界には他にもいろいろ海峡はあると思うんですけど、モロカイになったのは?

井田 ハワイですから。

神戸 そうそう、ハワイだから盛り上がったところもある。僕はハワイが好きで、それだけで参加することを決めたぐらい(笑)。

井田 僕が参加を決めたのは、もちろんハワイのきれいな海で泳ぎたいっていうのもあったけど、それよりもメンツが良かった。このメンバーじゃなかったら、ハワイって言われても行かなかったんじゃないかな。

高尾 僕はオーシャンズセブンの7つの海峡を泳ぎたいと思ってて、これまでにドーバーと津軽をリレーで泳いできたんですけど、どちらも大学時代の水泳部の仲間とだったんです。オーシャンナビに入会して5年目になるので、ここのメンバーとも一度一緒に海峡横断をしたいなと思ってて、いいタイミングで声をかけてもらったので参加を決めました。

千葉 私の場合、以前から海峡横断に興味があって、オーシャンナビに入ったきっかけも海峡横断サポートをしている団体だったからなんです。2019年にはオーシャンナビのサポートで津軽海峡を泳ぎまして、その時のリレーメンバーで「またいつかやりましょう」って言ったまま流れていたんですが、なぜかあのパン屋さんで盛り上がりまして。「これは今ビッグウェーブが来てるかも」と思って、その波に乗ってここまで来た感じです。

神戸 今回この座談会に欠席している箱根ちゃんは、ソロでオーシャンズセブン制覇を目指している松下彩花コーチのサポートをしてるんですけど、男性陣4人のメンバーが固まった頃にこの話をしたら「じゃ、私も」って参加してくれた。彼女が入ってくれたのは心強かったですね。マネジメント的には一番の貢献者だと思います。そして、最後に参加が決まったのが山下さん。

山下 去年の12月に声をかけてもらったんですが、私、トライアスリートなので海峡とかよくわからなくて最初は渋っていたというか、断ってたんですよ。でもよく考えてみたらチームとして何かに挑戦する機会って貴重かもしれないと思い直して参加させてもらうことにしました。

オアフ島からスタート地点のモロカイ島へは小型機で移動。

材木座での“闇夜練”と館山合宿

―― みなさん、レッツスイム新代田の1コースと2コースでバリバリ泳いでいる上級者ですけど、この挑戦にあたってはどんなトレーニングを?

神戸 モロカイに向けて特にやったことと言えば“闇夜練”ですね。

山下 やりましたねー。5月に鎌倉の材木座で。

高尾 夜7時集合で、8時泳ぎ始めて。

神戸 ライフセーバーをやっている新代田の仲間がカヤックで伴走してくれたんです。

高尾 モロカイでは船じゃなくてカヤックの伴走で泳ぐことになるので、それを事前に体験しておこうということで。みんなカヤックの横で泳ぐのは初めての体験でした。このオーガナイズも箱根ちゃんがやってくれたんだよね。

千葉 そうそう。

神戸 余談ですけどその日、山下さんバーガーキングで思いっきり食べた直後に参加してたよね。

山下 余談すぎますよ! バーガーキングの食べ放題で1kgぐらい食べて満腹だったんで苦しかったです(笑)。でもなんとか泳ぎ切りました。

高尾 もうひとつ、モロカイに向けて行ったのが館山合宿でした。毎朝新代田で顔を合わせているとはいえ、私生活のことはあまり知らない同士。それが10日間一緒に過ごすことになるので、親睦を深めるために館山で1泊の合宿をして、バーベキューをやったりしました。

神戸 その時も新代田のメンバーが協力してくれました。飲み会でも盛り上げてくれて一気に打ち解けたんですよね。

モロカイ島に到着!

次回は、、、

<Part2>

強風予報と恐怖のクッキーカッターシャーク

次のアップをお楽しみに!

取材日:2025年8月
取材・文:東海林美佳
仕事の都合で1年ほど朝スイムにほとんど通えない状況が続いた後、最近新代田に復活しました。そして、全然泳げなくなっていることを実感。初心にもどって出直します。まだ諦めてないよ。

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