つくばマラソン応援記

レッツランのエース津布子さん(つぶちゃん)がつくばマラソンでサブスリー(3時間切り)に挑戦!6月のサロマ湖ウルトラマラソン100kでサブ10(10時間切り)達成・9月のイタリアアイアンマンを完走、そして今年最大の目標のサブ3へ…。その雄姿を見届けようと応援に駆け付けたメンバーの田中さんから応援記が届きました。
「つぶちゃんのサブスリー挑戦応援記」 ~ 男・津布子勝利が市民ランナーの勲章を目指す!~
大田原でのオーシャンナビメンバーの激走から三日。津布子勝利氏の雄姿を茨城県つくば市に見た。
今日は2017年11月26日、第37回つくばマラソンにして、津布子氏が念願のサブスリーを目指すその日である。これまでも幾度となく挑戦しては跳ね返されてきたサブスリーの壁。その突破はまさに市民ランナーの勲章であろう。果たして、津布子氏は彼自身の、そして彼を取り囲む周囲の人々にとって念願の、栄えある「フルマラソンサブスリー」を達成することが出来るのか?。限界に挑む男の闘いの記録をここに残すものである。
◆スタート前
9時時点の天候は晴れ、気温2度、湿度72%、西南西の風1m。本日の降水確率は0%。スタートして3時間後の予想気温は12度、南西の風2m。若干気温が高めになる予報ではあるが、コンディションとして上々ではないか。スタート前の津布子氏に緊張の様子は無く、いつもの笑顔。「こんな遠くまで応援、ありがとうございます。今日はコンディションが良いので5Kラップ21分以内を目標に走ります」。つぶちゃん、いい根性だ。突っ込んでくれ。疾走する姿を見せてくれ。
「マラソンレースでは走力と根性は等価である」(平田語録)
◆5K地点
最初の5Kラップは21分20秒。予定より少しオーバーだが、スタート直後は渋滞するもの。とても順調な滑り出しである。高速コースの評判高いだけあって、つくばマラソンの先頭グループはかっ飛ばす市民ランナーが多数。序盤としては順調にスピードに乗っている模様だ。
「サブスリーを狙うならば序盤でペースを作るべし」(平田語録)
◆20K地点
中間地点の少し前で通過を待つ。ランナーズアップデートによると、5K毎のラップタイムが10K地点で20分38秒、15K地点で20分53秒、20K地点で20分53秒。キロ4分10秒を維持している様子が見て取れる。順調である。おっ、つぶちゃんが来た来た。いいペースだ!本日、天気快晴にしてほぼ無風。このまま落とさずに行け!。
「天候に恵まれるのもランナーの実力である」(平田語録)
◆35K地点
応援部隊(テルミンさん、手嶋さん、光明さん、僕)も忙しい。走って35K手前の地点へ移動。いよいよクライマックスシーンがやって来た。25K地点で20分59秒、30K地点で21分27秒。ほんの少し疲労が見えるものの、ここまではかろうじて順調で、サブスリー達成のための貯金は約1分。だが、ここからが正念場だ。時計に目をやりつつヤキモキしながら通過を待つ。来た、来た、来た~。いつもの笑顔に陰りが射し、じゃっかん引き攣った表情に。イッパイイッパイな感じが見てとれる。でもこれで良いのだ。こうでなくてはならないのだ。そうだ、根性だ。絶対に粘ってくれ。そして、みんなの夢をかなえてくれ。
「すべてのマラソンは35Kからが後半戦である」(平田語録)
◆41K地点
急いで41K地点へ移動。この間、ランナーズアップデートを頻繁にチェックするも、35K地点で23分04秒、40K地点で23分18秒。徐々に押し込まれていく。おぉ、神よ。嗚呼、仏よ。爆走する津布子氏に最後の力を与えたまへ。祈りが通じたのか、全力疾走のつぶちゃんがやって来た。もは彼に余裕はない。必死の形相。半開きの口。荒い呼吸。いつも笑顔の津布子勝利氏とは明らかに異なるが、これが「限界の向こう側」に到達せんとする人間の姿なのであろう。彼は今、新しい自分に生まれ変わろうとしている。疾走する津布子氏に毘沙門天の化身を見た。
「40Kからはすべての力を出し切るべし。余裕のゴールなど不要」(平田語録)
◆ゴール
神は無情なり。仏は無慈悲なり。ゴールタイムは3時間3分39秒(ネットタイムは3時間3分2秒)。今回もサブスリーを達成することは出来なかった。でもね、つぶちゃん。僕たちは見たよ。闘う君の姿を。いつものつぶちゃんとは違う、シリアスで熱い君を。贈る言葉は「お疲れ様」、そして「必ずや次の機会を!」。
「高い目標こそ達成する価値がある」(平田語録)
◇ご本人インタビュー
ー お疲れさまでした。まずはご感想を。
「今日は天候も自身の体調も上々だったので、前半からサブスリーを狙うつもりで入りました。ハーフで1時間29分だったので行けるかと思いましたが、最後まで持たなかった。でも、悔いはありません。今日の前半ペースを維持出来るよう練習に励むだけです」
ー レース直後に伺う質問ではありませんが、次に向けた抱負をお願いします。
「来年3月にはなももマラソンを走りますので、今日の収穫を生かしたいです。その先はサロマ湖100K(6月)ですね。サブスリーにはスピードと持久力の両立が必要と痛感しました。みなさん、応援ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!」
次回津布子さんにお会いになられた際には、ぜひとも一声お掛けください。(文責 田中陽一)
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