ワンランク上の泳ぎを定着させるには「意識」が重要!

1月もあっという間に半分が過ぎましたね。
こんにちは、さくです。

突然ですが、クロールで泳ぐときの一掻き目は、左右どちらの腕から掻き始めますか?
今朝のレッツスイム新代田では、このようなアンケートを取ってみました。

結果はというと… 右からという人が5割、左からという人が5割。ほぼ半々でした。
もちろん、どちらから掻き始めるほうがいい、といったことはありません。

そこで今日はドリルで「スタートとターン後の壁を蹴ったあとの一掻き目を、いつもとは逆の腕から掻き始める」ということをやってみました。(これをドリルと言えるのか分かりませんが…)

ほとんどの人が、壁を蹴ったあとの一掻き目は、どちらから掻くかが決まっていると思います。右手から・左手からが毎回バラバラという人は、あまりいませんよね。そこをあえて、逆の腕から掻き始めてもらいました。

これは、左右のバランス力を向上させる という目的が1つ。
そしてもう1つは、普段と違う動きをすることにより、いつも無意識でおこなっていることを意識化して神経系統を刺激する、という目的がありました。

今朝ドリルのときに説明をしたとおり、じつは後者の目的が結構重要なんです。

レッツスイムに来ているみなさんでしたら、「クロールで泳ぎましょう」と言われたら、何も考えなくても自然に手と足が動いて、今の自分にとって一番楽なフォームで泳げると思います。
これは非常に素晴らしいことで、特に長距離を泳ぐには、無意識のうちに手足が動くということは必要不可欠な要素です。
もし、そうでなければ「右手をかいて、その間にキックを3回打って、右手が戻ってきたら左手をかいて、呼吸して・・・」などと考えなければなりません。50mも泳がないうちにヘロヘロです。

でもそんなことを考えずに、やすやすと4000mも5000mも泳げるのは、みなさんが毎朝レッツスイムに泳ぎに来て練習している成果ですよね。
何度も繰り返して泳いでいるうちに、動きが無意識化されて、何も考えなくてもドンドン体を動かすことができる。
特にレッツスイムは朝なので、半分寝ぼけながら泳いでいる…という人もいるかもしれません 笑

この「無意識化」というものは、人間の脳の非常に優れた特性です。
でもこの特性も、こと「スポーツパフォーマンスの向上」という点から見ると、たまには意識を持って崩していかないと、ずーっと同じことの繰り返しで、必ず伸び悩みがやってきてしまいます。

今日のこのドリルは、50mを6本だけしかやりませんでした。でもこの6本を、全部逆の手から掻くことができたのは、約5割ほど。
たった6本だけなのに、スタートしていつもと同じほうの手からかき始めてしまう人が、半分くらいいました。

これが無意識化の恐ろしいところなんです。
無意識というものは、なかなか強いパワーで体にたたき込まれています。たった6本すら完遂できないくらい強固です。

で、何が言いたいかというと、別にできなかった人がダメだと言っているわけではなくて、(自分だって、かなりの確率で同じことをやる自信があります(^_^;) )
今よりもいい泳ぎをしようと思ったら、しっかり集中して意識を持続させないと、すぐに体は今までどおりのフォームで泳いでしまうんです。

レッツスイム中にフォームのなどをアドバイスするときに、僕が「違和感があるかもしれませんが、それを意識して続けてください」とか「できなくても、意識だけは持ってください。意識するだけでできるようになってきます」と言うのを聞いたことがあると思います。
ある程度の泳力がついてくると、サークルタイムや周りの人のスピードが気になって、自分の泳ぎに集中できなくなってくることが多い。
「今のあなたには、心肺機能や持久力の向上よりも、1つコースを落としてでもフォームの意識を続けるほうが遥かに重要です」という状況に陥ってきます。

少し長くなりましたが、「この時期にフォームを改善しよう」と思っている人が多い中、その志が無駄にならないように、正月気分も抜けたこのタイミングで「意識」「集中力」というものに目を向けてもらいました。

今日は「2年も3年も同じことを指摘され続けるのは、ちょっと異常」とか「2年もあれば、何十年も右利きだった人が、左利きになれちゃいますよ」などと、少し手厳しいことも言いました。
誤解はないと思いますが、決してイヤミだとか悪気があって言っているわけではないことを、ご理解いただければと思います(^^)/

今日の新代田のtotal距離は、
1コース:4850m
2コース:4350m
3コース:4100m
4コース:3700m
でした。

明日の朝活朝スイムは、レッツスイム新代田のみの開催。担当は1~4コースが野口雪樹コーチで、5コースは櫻井です。

明後日1/18(木)の『target』への参加を考えておられる方に、ご連絡です。

新しい会場となる「武蔵野の森総合スポーツプラザ」ですが、団体でプールを利用する際には、入場時に「男性○○名・女性○○名」とはっきりした人数を告げて、入場カードをもらって入るシステムになっています。
遅れて来られる場合は、フロントで「オーシャンナビです」と言ってもらればOKですが、前もって人数を伝えておかなければいけないので、参加予定の方はできる限り『target』のページからお申し込みをお願いします。当日の19:15までにお申し込みいただければ、遅れて参加でも人数にカウントできます。

さあ明日も、楽しく泳ぎましょう!

ほなまた。

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佐渡海峡横断泳サポート

『Let’s 100m×50本』@代々木

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