「 Let’s Talk ! 」File 04【コーチ編】

オーシャンナビのメンバーに直撃インタビューするLet’s Talk。第4回目はアングルを変えて【コーチ編】。新代田、町田、大船で指導する瀬端コーチにお話を伺いました。

File 04 瀬端康弘コーチ
1987年生まれ。長野県松本市出身。小学2年から水泳を始め、県選抜選手権の代表として活躍。その後パーソナルトレーナーの資格(ホリスティックコンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)を取得し、パーソナルトレーナー、及び水泳指導者として東京、神奈川エリアで活動中。2020年6月からオーシャンナビでの指導を始める。筋肉や骨格などの専門知識に基づいた指導が大好評で、新代田5コースでのフォーミング指導には1、2コースからも参加者が集まる。趣味はウェイトトレーニングと映画鑑賞、お酒(特にワインが好き)。最近始めたゴルフにもはまりつつある。


悩んでいる顔を見ると嬉しくなっちゃいます。

それって成長段階にいる証ですから。

——パーソナルトレーナーを目指したきっかけを教えてください。

最初にパーソナルトレーナーという職業を知ったのが、現役の時。アメリカから資格を持ったトレーナーが来てくれて指導してくれたんですね。それを見てかっこいいなーと。その後現役引退して19歳でフィットネス業界に入りまして、資格を得て人の役に立ちたいと思い、資格試験を受けることにしました。出張講習会を開催してもらうための人数合わせで同僚から声がかかった、という裏事情もあったんですけど(笑)これもいいきっかけだと思って。専門の勉強をしてきた人たちに混じって、自分だけ知識ゼロの状態からの受験でしたが、受けるからには合格したいので、猛勉強して1発で合格することができました。

――ちなみに、どんな試験なんですか?

学科だけじゃなくて、体重に応じたウェイトを上げる重量挙げや実技もあって、一つずつクリアしていかないと次に進めないまま不合格になっちゃうんです。僕が取得したのはホリスティックコンディショニング協会の認定資格なんですけど、鍛えるだけではなく、身体の痛みの原因を探ってどうアプローチするかというような、理学療法士寄りの勉強も多かったです。

――専門的な知識を得ることで、それまでやってきたスポーツの見方も変わったのでは?

変わりましたね。パーソナルトレーナーになるには、まず骨と筋肉を覚え、次に関節の動きと仕組みを勉強していきます。知識が入ってきたことで、すごくいろんな見方ができるようになりました。身体をただ動かすんじゃなくて、どことどこを連動させるかとか、連動させるためにまず大事なのが姿勢だとか、他にも可動域や柔軟性とのバランスも必要だとか。

――「肩甲骨で泳ぐ」というのもそういう知識をもとにしているんですね。

はい。これは解剖学に基づいているんですが、肩甲骨と骨盤はお互い連動しているんですね。これを連動させられるということは、体幹を正しく使えているということ。逆に肩甲骨と骨盤が動かないと、その分肩や肘、腰に負担がかかるようになり、故障につながりやすくなります。

――瀬端さんの指導でいつも感心するのが理解させる力。「肩甲骨」というキーワードも、繰り返し使っていくことでみんなに浸透していったように思います。

繰り返しが大事なんですよね。1回ごと、1週ごとに内容を変えちゃうと身体に染み込まない。僕だってそうです。だからテーマは1ヶ月単位で変えて、復習しながらやるのが大事だと思ってます。「ああ、前回これやったな」と思い出すことで身体も反応していくと思うので。

――そう言いつつ、肩甲骨から入って、徐々に骨盤へと内容が移行していきました。

当たりです(笑)。まずは泳ぐ時にイメージしやすい上半身の肩甲骨から入って、繰り返し動かしていきながら、それがある程度身についてきたらもうひとつの大事な部位、骨盤を動かしていきましょう、ということで。この両方の連動が身につくと、体幹が正しく使えるようになるわけです。

――練習の目的が明確なのもわかりやすさのひとつだと思いました。

そうですね。僕が現役の時ってただ泳いでたように思います。400mを8本とかをずっと泳がされてる感じで、なぜこの練習をしているのかを知る機会がなかったんです。でも意味もわからず練習をやっても頭にも身体にも絶対入ってこないんですよね。その練習をやる意味を知っているのと知らないのとでは身体の動かし方って全然変わってくるんです。

そういう意味では伝え方も大事だなと思っています。例えば単純に肩の回し方でも、「肩甲骨を寄せるように」と言うこともあれば、「胸を張るように」ということもある。

――なるほど、 2つの指導のゴールは同じだったりするわけですね。

そう。肩を回すと言ってもいろんな部位が連動して動いているので、言い回しを変えることで、以前わからなかった人も「こういうことか!」と腑に落ちることがあるんです。身体の表と裏は同時に動いているので、裏側のことを伝えたら、今度は表側のことも伝える。伝え方で人によって響き方が変わってきたりするので。

――指導していて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

みなさんの悩んでる顔を見る時、ですね。悩んでるっていうことは、僕が言ったことに対していろいろと考えてくれてるっていうことだと思うんです。何も考えずに泳ぐのと、悩んで泳ぐのでは全然成長率が変わってくるので、試行錯誤している姿を見るとうれしくなっちゃうんですよ。

――みんなが「う〜ん・・・」ってなってる時、確かにありますね(笑)。

そうそう、それこそが成長している時なんです。最終的には「このあいだ言ってたことがわかったよ」とか、「意識したら肩の動きがよくなったよ」とか、そういうことを言っていただけるのが喜び。徐々に実際に身体を動かせるようになってタイムが上がったとか、そういうのを見るのが一番うれしいですね。

――3ヶ月に1度のペースで新代田で開催されているケアセミナーについても教えてください。どんなきっかけで始めたんですか?

結構肩とか腰とかを故障されてる方が多いなと思ってまして、そんな中で自分の知識と持ち味を活かして何かできないかなと思ったんです。みなさん一生泳いでいきたいと思うんですよ。そのためには怪我をしないためのケアのやり方をお伝えするのがいいんじゃないかと思って、守谷さんに提案したら「どんどんやって」と。

内容は、毎回テーマがあって、前回はボール1個でできる筋膜リリース。泳ぎすぎるとオーバーユースで炎症を起こしてしまうので、それを自分でケアする方法についてやりました。次回は7月の第3日曜日を予定していて、ストレッチをテーマにしようと思ってます。みんなやってるけど実はやっちゃいけないストレッチ、とかね(笑)。

町田でも「身体の使い方スイム」というのをイベント形式で始めました。今後こういったイベント形式で、普段できないようなこともやっていければと思っています。

―― 最後に、レッツのみなさんに言いたいことは?

一番大事なのは楽しく泳ぐこと。あとは、無理をしないことですね。レッツの人たちってがんばり屋さんばかりなので、やりすぎる傾向がある。自分の許容範囲を見極めながらやって欲しいなと思います。あと、今はコロナで一緒に飲みに行ったりもできませんが、行けるようになったらぜひご一緒したいですね。僕、人が好きで、お酒も大好きなので。

取材日:2021年6月

取材・文:東海林美佳

ライター。一般誌、企業誌、スポーツ専門メディアなどに寄稿。5月の自粛期間を経て新代田が再開した今、毎朝泳ぐ場所があるありがたさを改めて実感中です。

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