意識し続けるだけで飛躍できる!?

大寒を迎えました。あちこちで寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われる時期ですね。
大寒って、いかにも寒そうなネーミングですが、じつは冬の最後の節季です。
大寒が終わると、もう立春。うん、春は間近ってことですね(^^)

こんにちは、さくです。

突然ですが、クロールで泳ぐときの一掻き目は、左右どちらから掻き始めますか?
今朝のレッツスイム新代田でみなさんの泳ぎを見ていると、右からという人が5割、左からという人が5割。ほぼ半々でした。

意識して決めているかどうかは別として、ほとんどの人が壁を蹴ったあとの一掻き目は、どちらから掻くかが決まっていると思います。
右から・左からが毎回バラバラという人は、あまりいませんよね。
もちろん、どちらから掻き始めるほうがいい、といったことはありません。

今日はドリル練習のときに「スタートとターン後の一掻き目を、いつもとは逆の腕から掻き始める」ということをやってみました。

これは左右のバランス良くするという目的もあるのですが、それよりも「普段と違う動きをすることにより、いつも無意識でおこなっていることを意識化する」という目的がありました。
このドリル、じつは1月のこの時期に毎年やっています。

今回は、50mを6本ほどおこないました。
でも6本だけなのに、いつもと同じほうの手からかき始めてしまう人が、多かったですね。
特にターンの後は意識が飛んでしまい、一掻き目をいつも通りに掻いてしまっているようでした。

逆の腕から掻き始めるだけの、一見、非常に簡単な練習です。別に特別なことを要求しているわけではありません。
でもこの練習、意外と6本完遂できないんですよ。

今日は事前に「必ず6本完遂しましょう!」と伝えましたが、完遂した人は5~6割程度…。
去年は2~3割程度だったので、だいぶ良くはなってきていますが、ついついいつもの癖で普段通りに掻いてしまうんですよね。

この癖というものは、かなり強いパワーで体にたたき込まれています。
たった6本も完遂できないくらい強固です。

この場合の癖というのは、無意識に体が動くという意味です。
人間の運動システム(ある種のプログラム)は小脳もしくは前庭核に保存され、多くの場合無意識下で再現されます。
脳の神経節はいつもの行動を無意識にできるようにする一方で、その無意識下での動きはなかなか変更することができず、云々かんぬん…
と、まぁ、こういった類いの話をしだすと、かなり長くなってしまうので、この続きはまた改めて述べたいと思います。

で、何が言いたいかというと、別にできなかった人がダメだと言っているわけではなくて
(僕だって、かなりの確率でできない自信があります…笑)、 フォームを改善しようと思ったら、しっかり集中して意識を持続させないと、すぐに今までどおりのフォームで泳いでしまうということです。

新しい年を迎え、気持ちを新たに志を持って2020年をスタートされた人も多いと思います。
その志が無駄にならないように、正月気分も抜けたこのタイミングで「意識」「集中力」というものに目を向けてもらいました。
3日坊主にならないよう、しっかり意識を持ち続けていきましょうね。

今日の新代田のtotal距離は、
1コース:4800m
2コース:4400m
3コース:4100m
4コース:3750m
でした。

明日は水曜日なので朝活朝スイムは、レッツスイム新代田のみでの実施です。
担当は、1~4コースが東コーチで、5コースが櫻井です。
また体操場では、——担当の「ちょっとハードに体幹&サーキットトレーニング」も実施です。1コインで参加できるクラスになっていますので、ぜひご参加ください。

ほなまた。

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